Dyno

ウェブサイト・ウェブシステム・ウェブアプリケーションの違い

2018/07/12

ウェブ制作関連のよく似た次の 3 つの用語の違いについて説明します。

  • ウェブサイト
  • ウェブシステム
  • ウェブアプリケーション

早速結論ですが、実用上は どれもほぼ似た意味合いで、大きな違いはない と考えてよいでしょう。

強いて分けるなら「ウェブサイト」と「ウェブシステム・ウェブアプリケーション」の 2 つに分ける ことが一般的です。

前者の「ウェブサイト」は特定のドメインの下に表示されるページ群のことを指し、ページ元は実体のある静的な html ファイルの場合もあれば CMS 等のプログラムで動的に生成されたものの場合もあります一方のウェブシステム・ウェブアプリケーションの方では一般に、ページは html ファイルではなく CMS 等のプログラムで動的に生成されたものです 。 これをかんたんにまとめると「ウェブサイト=静的+動的」「ウェブシステム・ウェブアプリケーション=動的のみ」となります。

後者のウェブシステムとウェブアプリケーションの間の違いについては、個人的には実用上ほとんど無いと思いますが、厳密に言うなら、「システム」は意味が広いことばなので 「ウェブアプリケーション」はウェブサイトにかぎらずウェブに関連する情報システム全般を指す可能性があります一方のウェブアプリケーションは、サーバ上に設置されブラウザ等からのリクエストを受けてレスポンスを返すもの、というより限定的な意味合いで使われることが多い ようです。

ちなみに私の知るかぎり、ウェブシステムということば英語圏ではあまり使われなくて、近いことばでは web information system あるいは web-based information system というものがあります。 さらに言うと、 web information system よりも web application (ウェブアプリケーション)という呼び方の方が断然一般的です。 英語で話をするときには web application を使った方が間違いがないかと思います。 「動的なウェブサイト」を意味するときにより適切なのは「ウェブアプリケーション」の方ですが、私自身は日本語で話をするときは「ウェブシステム」ということばをよく使います(理由は「短い」「誤解なく話が通じやすい」だけです)。

もうひとつちなみに、前者の「ウェブサイト」によく似たことばとして「 ホームページ 」があります。 「ウェブサイト」と「ホームページ」の違いについてですが、近年は区別されるようになってきた印象がありますが、 一般用語として使われる場合は「ホームページ」と「ウェブサイト」はイコールと思ってしまってよい と思います。 ただし 厳密に言うなら「ホームページ」は「ホームとなる、最初のページ」のことであり、「ウェブサイト全体」という意味はありません 。 「ホームページ=ウェブサイト」ということばの使い方はおそらく日本だけのもので、おそらく、ウェブオーサリングツールとして高いシェアを誇った「ホームページ・ビルダー」の影響だと思います。

というわけで、「ウェブサイト」「ウェブシステム」「ウェブアプリケーション」のことばの意味の違いについてでした。

このあたりはウェブ業界でも人によって認識が違ったりするので、実際のプロジェクトでこれらのことばを使うときには、同じ意味合いで使っているのか区別して使っているのかを確認するとよいでしょう。